「もしも世界が100人の村ならば」との邂逅
■「もしも世界が100人の村ならば」との出会い
この詩と最初に出会った時は今より少し若かったと思いますが、翻訳者である「中野裕弓」さんの事を存じあげないまま、「詩として見て非常に素晴らしい」と感じると 共に、同氏の名訳の中に込められた精神に共感を覚えたものの、日常生活の中に埋もれてしまい私の中からは消えていた言葉でした。
読者の方がもしも気に入られたら、翻訳者である「中野裕弓」さんが進めておられる「ソーシャルリース(SW)活動」を是非とも応援して頂ければと思います。
その村には・・・・ 52人が女性で 70人が有色人種で 89人が異性愛者で 6人が全世界の富の59パーセントを所有し、その6人ともがアメリカ国籍 80人は標準以下の居住環境に住み ひとり (そう、たったひとり) は大学の教育を受け もしこのように縮小された全体図からわたしたちの世界を見るなら、 また、次のような視点からもじっくり考えてみましょう。 もしあなたが今朝、目覚めた時、健康だなと感じることが出来たなら・・・ もしあなたが戦いの危険や、投獄される孤独や、獄門の苦悩、 もしあなたがしつこく苦しめられることや、逮捕、拷問または死の恐怖を もし冷蔵庫に食料があり、着る服があり、頭の上には屋根があり、寝る場所があるなら・・・・ もし銀行に預金があり、お財布にもお金があり、家のどこかに小銭の入ったいれ物があるなら・・・・・ もしあなたの両親がともに健在で、そして二人がまだ一緒なら・・・・・それはとても稀なこと もしこのメッセージを読むことができるなら、あなたはこの瞬間 2倍の祝福を受けるでしょう。 昔の人がこういいました。 お金に執着することなく 喜んで働きましょう このメッセージを人に伝えてください、そしてその人の一日を照らしてください。 アメリカの友人からのメッセージ 3.2001
全世界を人口100人の村に縮小するとしたらどうなるでしょう。
57人のアジア人
21人のヨーロッパ人
14人の南北アメリカ人
8人のアフリカ人がいます。
48人が男性です。
30人が白人
11人が同性愛者
70人は文字が読めません
50人は栄養失調で苦しみ
ひとりが瀕死の状態にあり、ひとりは今、生まれようとしています
そして ひとりだけがコンピューターを所有しています
相手をあるがままに受け容れること、 自分と違う人を理解すること
そして そういう事実を知るための教育がいかに 必要かは火を見るより明らかです。
あなたは今週生き残ることのできないであろう100万人の人たちより恵まれています
あるいは餓えの悲痛を一度も経験したことがないのなら・・・・・
世界の5億人の人たちより恵まれています
感じることなしに教会のミサに行くことが出来るなら・・・・
世界の30億の人たちより恵まれています
あなたはこの世界の75パーセントの人々より裕福で
あなたはこの世界の中で最も裕福な上位8パーセントのうちの一人です
なぜならあなたのことを思ってこれを伝えている誰かがいて、
その上、あなたは全く文字の読めない世界中の20億の人々よりずっと恵まれているからです
わが身から出づるものはいずれわが身に戻り来る、と。
かつて一度も傷ついたことがないかのごとく 人を愛しましょう
誰も見ていないかのごとく 自由に踊りましょう
誰も聞いていないかのごとく のびやかに歌いましょう
あたかもここが地上の天国であるかのように 生きていきましょう
作者不詳
訳 なかのひろみ
多感な学生時代に初めて購入した当時は会員制では無かったはずの「MY詩集」にも通じる感性、私の好む「西条八十」氏や「やなせたかし」氏にも通じるような作風も、私のお気に入りでした。